独特の運転感覚を掴む

トレーラーの運転は法律上は免許さえあれば可能ですが、公道で安定した走行を実現するためには、経験を伴う技術力が求められます。他の車両と比べるとトレーラーはまず車両の幅が広く、行動を直進するだけでも高い技術力がなければなりません。そしてトラクターと貨物部分が分かれているため、カーブも独特の軌道となるので、横をぶつけないように細心の注意が必要です。さらにバックの際には、勝手に曲がってしまう貨物部分を、トラクター側でコントロールする技術が欠かせません。トレーラーを運転する上で最難関と言えるのがバックですが、ターミナルなどでしっかりとこなせる技術は必須です。もちろん直進するだけではトレーラーの運転としては不十分です。

低リスクかつ安定した走行を

もちろん高い運転技術を持ったドライバーの方が、即戦力として活躍できるので重宝されます。もし運転技術に不安があれば、慣熟訓練のための費用や期間がかかってしまうからです。そして車両は会社が用意するものを使用しますが、トレーラーにも色々な種類があります。そのためどのような車両であっても柔軟に対応できる技術はあった方が良いです。また求人を出す側にしてみれば、なるべくリスクが低く安定した走行をしてくれる人の方が望ましいでしょう。万が一事故を起こしてしまうと、会社側の負担が大きくなるからです。そのためトレーラーの求人の中には、ある程度の運転技術の高さを見込めるということで、経験者を優遇するところもあります。したがって求人面で有利になるためには、運転技術が高いに越したことはありません。