大型免許やけん引免許などの資格

トレーラーを運転するには専用の免許が必要

高速道路といった自動車道路で、事故等により運転できなくなった自動車を乗せるための車両として、トレーラーを見かける機会があります。トレーラーの場合、ブレーキ及び方向指示器といった設備は搭載されているものの、運転するための機能が付いておらず、牽引車両であるトラクタに牽引されるといった点が特徴です。特定の業務でトレーラーを運転するには、トレーラーを牽引するために必要な技術を習得し、なおかつ専用の免許を取得する必要があります。また、業務で用いられるトレーラーは、車両総重量が750キログラムを超えるものが一般的です。従って、トレーラーを牽引するトラクターを運転するための運転免許も必要となり、主に大型トラックを運転する大型免許も合わせて取得します。

大型免許及びけん引免許の取得方法

トレーラー求人に応募するのに必須となるけん引免許を取得するには、国土交通省公認の自動車教習所にて、教習を受ける方法が一般的です。ただし、車両総重量750キログラム以上のトレーラーを運転するには、大型トラックを運転できる大型免許が必須となるため、先に大型免許を取得する必要があります。大型免許は、車両総重量11トン以上かつ、最大積載量6.5トン以上の車を運転するための免許で、普通自動車免許取得後3年以上の運転経歴を持つ21歳以上の人が対象です。けん引免許を取得するには、教習所にて12時限の技能講習を修了した後、卒業検定に合格する必要があります。そして、運転免許試験場での適性検査に合格し、立体感や遠近感を測るための深視力検査等をクリアした後に、けん引免許が交付されます。